2026年7月無線工学A
A-19
次の記述は、図1に示す雑音電界強度測定器(妨害波測定器)について述べたものである。内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。なお、同じ記号の内には、同じ字句が入るものとする。(1)人工雑音などの高周波雑音の多くはパルス性雑音であり、その高周波成分が広い周波数範囲に分布しているため、同じ雑音でも測定器のA、直線性、検波回路の時定数等によって出力の雑音の波形が変化し、出力指示計の指示値が異なる。このため、雑音電界強度を測定するときの規格が定められている。(2)準尖頭値は、規定のBを持つ直線検波器で測定された見掛け上の尖頭値であり、パルス性雑音を検波したときの出力指示計の指示値と無線通信に対する妨害度とを対応させるために用いる。(3)パルス性雑音の尖頭値は、出力指示計の指示値に比べて大きいことが多いので、測定器入力端子から直線検波器までの回路の直線動作範囲を十分広くする必要がある。このため、図2において、直線検波器の検波出力電圧が直線性からC〔dB〕離れるときのパルス入力電圧と、出力指示計を最大目盛りまで振らせるときのパルス入力電圧の比で過負荷係数が定義され、その値が規定されている。

この問題で問われるポイント
論点は「測定」です。 用語や制度・原理を正確に理解できているかがポイントです。 空欄に入る語句の正しい組合せを選ぶ設問です。
同じ論点の関連問題
- 次の記述は、図に示す二重積分方式(デュアルスロープ形)デジタル電圧計の原理的な構成例について述べたものである。内に入れるべき字句を下の番号から選べ(ア〜オ、それぞれ一つ)。ただし、回路は理想的に動作するものとする。(1)スイッチSWを1に入れ、正の入力直流電圧Eiをミラー積分回路に加えると、その出力電圧が零からアに直線的に変化し、同時に比較器が動作する。(2)制御回路は、比較器が動作を始めた時刻t0からクロックパルスをカウンタに送り、計数値が一定数N1になった時刻t1にSWを2に切替え、EiとイのEr基準電圧を加える。(3)ミラー積分回路の出力電圧は、t1から正方向に直線的に変化し、時刻t2で零になる。t1からt2までの計数値がN2のとき、近似的にEi=ウで表すことができる。(4)積分を2回行う本方式の測定精度は、原理的に積分回路を構成するコンデンサC及び抵抗Rの素子値の精度に依存エ。また、周期性の雑音が入力電圧に加わったとき、Eiの積分期間を雑音周期のオにすることにより影響を打ち消すことができる。無線工学A 問5
- 次の記述は、FM(F3E)受信機の相互変調特性の測定法について述べたものである。内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。ただし、法令等で、希望波信号のない状態で相互変調を生じる関係にある各妨害波を受信機入力電圧1.78〔mV〕で加えた場合において、雑音抑圧が20〔dB〕以下と規定されており、また、周波数割当間隔(妨害波を含む)はΔf〔Hz〕とする。なお、同じ記号の内には、同じ字句が入るものとする。(1)図に示す構成例において、SG2の出力を断(OFF)とし、SG1の出力周波数を希望波周波数(試験周波数)に設定し、規定の変調状態とする。この状態で、受信機に20〔dBμV〕以上の受信機入力電圧を加え、受信機の規定の復調出力が得られるように受信機の出力レベルを調整後、SG1の出力を断(OFF)とし、このときの受信機の復調出力(雑音)レベルを測定する。(2)SG1及びSG2を妨害波として接(ON)とし、SG1の出力周波数を試験周波数よりΔf〔Hz〕(規定の周波数割当間隔)高い値に、SG2の出力周波数を試験周波数よりA〔Hz〕高い値に設定する。(3)SG1及びSG2をB状態とし、それぞれの出力電圧が等しい値になるよう保ちながら変化させ、受信機の復調出力(雑音)が(1)で測定した値より20〔dB〕低い値となるときの妨害波の受信機入力電圧を求める。(4)SG1の出力周波数を試験周波数よりΔf〔Hz〕低い値に、SG2の出力周波数を試験周波数よりA〔Hz〕低い値に設定し、(3)と同様の測定を行う。試験結果として上、下妨害波のそれぞれの受信機入力電圧を〔mV〕単位で記載し、1.78〔mV〕C であることを確認する。(5)この測定においては、各標準信号発生器(SG)間の結合によりSG内部で発生する相互変調を防止することが必要であり、また、法令等で受信機入力電圧は受信機入力端子における信号源のD電圧とされている。無線工学A 問20