二陸技 2024年1月 無線工学A A-6
次の記述は、BPSK の復調器に用いられる基準搬送波再生回路の原理について述べたものである。 内に入れるべき字句 の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 図1 において、入力のBPSK 波e i は、式①で表され、図2(a)に示すように位相が0 又は π〔rad〕のいずれかの値をと る。ただし、e i の振幅を1〔V〕、搬送波の周波数を fc〔Hz〕とする。また、2 値符号 s は“0”又は“1”の値をとり、搬送 波と同期しているものとする。 e i = cos(2πfct + πs)〔V〕-------- ① (2) ei を二乗特性を有するダイオードなどを用いた2 逓倍器に入力すると、その出力eo は、式②で表される。ただし、2 逓倍 器の利得は1 とする。 eo = cos2(2πfct + πs) = 1/2 + 1/2 × A 〔V〕-------- ② 式②の右辺の位相項は、s の値によって0 又は B の値をとるので、式②は、図2(b)に示すような波形を表し、2 fc〔Hz〕 の成分を含む信号が得られる。 (3) 2 逓倍器の出力には、2 fc〔Hz〕の成分以外に雑音成分が含まれているので、通過帯域幅が非常に C フィルタ(BPF)で 2 fc〔Hz〕の成分のみを取り出し、位相同期ループ(PLL)で位相安定化後、その出力を1/2 分周器で分周して図2(c)に示すよ うな周波数 fc〔Hz〕の基準搬送波を再生する。

この問題で問われるポイント
論点は「変調方式 › デジタル変調(ASK/FSK/PSK/QAM)」です。 用語や制度・原理を正確に理解できているかがポイントです。 空欄に入る語句の正しい組合せを選ぶ設問です。
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この問題の出題データ
二陸技の公式過去問アーカイブ2002年1月期〜2025年7月期(48試験期・4,560問)のうち、無線工学A A問題(960問・48試験期)を母数として、小分類「デジタル変調(ASK/FSK/PSK/QAM)」の単位で集計しています(同じ小分類に 分類された問題をまとめて数えたもので、設問内容が同じという意味ではありません)。
- 同じ論点の出題数(無線工学A A問題)
- 960問中 78問(8.1%)
- 出題された試験期
- 48期中 45期
- この論点の初出
- 2002年1月期
- この論点の直近の出題
- 2025年7月期
出典・根拠
- 試験期
- 2024年1月期(令和6年1月)
- 科目・問題番号
- 無線工学A A-6
- 出典
- 公益財団法人日本無線協会
- 公式問題の出典
- 二陸技/2rikugi-2024(R06)-01-kougaku-a.pdf (kemanai.jpアーカイブ経由、公益財団法人日本無線協会作成の原本)
- 公式正答の出典
- 二陸技/2rikugi-2024(R06)-01-kougaku-a-kaitou.pdf
- 解説の検証状態
- 検証済み(公式問題・正答と照合)
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- 2025年7月期無線工学A A-3次の記述は、図に示すデジタル通信に用いられる QPSK復調器の原理的構成例について述べたものである。 内に入れるべ き字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 位相検波器 1 及び 2 は、「QPSK信号」と「基準搬送波」及び「QPSK信号」と「基準搬送波と位相が A 〔rad〕異なる信 号」をそれぞれ乗算し、両者の B を出力させるものである。 (2) クロック発生回路は、位相検波器 1 及び 2 から出力された信号の C に同期したクロック信号を出力し、識別器が正 確なタイミングで識別できるようにするものである。
- 2025年1月期無線工学A A-6次の記述は、直交振幅変調(QAM)等のデジタル信号の帯域制限に用いられるロールオフフィルタ等について述べたものであ る。 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、デジタル信号のシンボル(パルス)期間長を T〔s〕とし、ロールオフフィルタの帯域制限の傾斜の程度を示す係数(ロールオフ率)をα ( 0 ≦ α ≦1 )とする。 (1) 遮断周波数1/(2T )〔Hz〕の理想低域フィルタ(LPF)にインパルスを加えたと きの出力応答は、中央のピークを除いて A 〔s〕ごとに零点が現れる波形と なる。この間隔でパルス列を伝送すれば、受信パルスの中央でレベルの識別を 行うような検出に対して、前後のパルスの影響を受けることなく符号間干渉を 避けることができる。 (2) 理想LPF の実現は困難であり、実際にデジタル信号の帯域制限に用いられる ロールオフフィルタに、入力としてシンボル期間長T〔s〕のデジタル信号を通 すと、その出力信号(ベースバンド信号)の周波数帯域幅は、 B 〔Hz〕で表さ れる。また、無線伝送では、ベースバンド信号で搬送波をデジタル変調(線形変 調)するので、その周波数帯域幅は、 C 〔Hz〕で表される。
- 2024年7月期無線工学A A-1次の記述は、BPSK 信号及びQPSK 信号の信号点配置図について述べたものである。 内に入れるべき字句の正しい組合せを 下の番号から選べ。ただし、信号点間距離は、雑音などがあるときの信号の復調・識別の余裕度を示すもので、信号点配置図にお ける信号点の間の距離のうち、最も短いものをいう。 (1) 図1 に示すBPSK 信号の信号点配置図において、信号点間距離は①で表される。また、図2 に示すQPSK 信号の信号点配置 図において、信号点間距離は A で表される。 (2) BPSK 信号及びQPSK 信号の信号点間距離を等しくして妨害に対する余裕度を一定にするためには、BPSK 信号の送信電力を P〔W〕とすると、QPSK 信号の送信電力を B 〔W〕にする必要がある。
- 2024年7月期無線工学A A-3次の記述は、直交振幅変調(QAM)方式について述べたものである。 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選 べ。 (1) 送信側では、互いに直交する位相関係にある二つの搬送波を、複数の振幅レベルを持つデジタル信号ψ I(t)〔V〕及び ψQ(t)〔V〕でそれぞれ振幅変調し、その出力を加算して送出する。このときの直交振幅変調波e(t)は、次式で表される。 ただし、𝜔c〔rad/s〕は、搬送波の角周波数を示す。 e(t)=ψ I(t) cos 𝜔c t + A 〔V〕 (2) 受信側では、互いに直交する位相関係にある二つの復調搬送波 を用いてデジタル信号を復調する。 復調搬送波e L(t)がe L(t)=2cos (𝜔c t-φ)〔V〕のとき、同期検 波を行って低域フィルタ(LPF)を通すと、φ=π /2〔rad〕で、 B が復調され、φ=0〔rad〕で、 C が復調される。
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